最近ホットケーキの粉が売ってないなと思ったら、家族で作るので人気があるそうですね。意外なものが品薄になるのだなと思いました。
さて今回は先日行った棟の板金交換の現場を紹介いたします。
赤枠の棟板金が外れています。
棟の板金のみを交換しました。
屋根の塗装も提案しましたが予算の関係で板金交換のみとなりました。
台風の影響で棟の板金が隣に落ちたと連絡いただき見に行きました。
図面を見せてもらうと6寸勾配と急勾配な屋根でした。
6寸勾配とは水平距離10寸に対して高さが6寸ある屋根の事です。
注文建築で屋根裏部屋を設置したり小屋裏収納を多くほしいと注文すると勾配が急になります。
急勾配な屋根のメリットは
◎屋根裏の面積が広く取れる
・デザイン性に優れる
・雨漏れしずらい(雨がすぐ流れ落ちるため)
デメリットは
◎屋根工事がしずらい(足場必須)
◎風当たりが強くなり棟板金が外れやすい
◎屋根の面積が多くなるので塗装や屋根吹替の価格が高くなる
※雨漏れの応急処置でブルーシートをかけるだけでも大変な職人泣かせの屋根です。
見栄えがいいですがメンテナンス性が悪いですね。。
一般的な勾配は3~4.5寸勾配となります
メリットは
◎屋根工事の際足場が不要な場合が多い
◎瓦屋根から金属屋根やスレート屋根に変更できる
◎屋根面積が抑えられる
デメリット
◎没個性的なデザインになりやすい
※広く普及していて職人が工事しやすい=メンテ費用が抑えられる屋根です。
当社で新築する場合は3.5~4寸勾配がほとんどです。
建築士などのデザイナーが設計するとまず急勾配か片流れ、屋上を設ける陸屋根、軒の出がほとんどない家などにしがちで、雨漏れしやすいか、直しづらくなるメンテ費用のかかる作りが多いです。
今回も急こう配の為足場を架けました。狭くて足場が掛けにくい現場のため、施工費よりも足場代の方がかかってしまいました。今回棟板金のみだったため、屋根塗装など行う際は再度同じような足場を架けることになります。だいたい15年周期に屋根外壁塗装をして一緒に棟などのメン
テナンスをした方がトータルで安くなります。
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