一見変化のない工事ですね。
ラミネート天井と呼ばれる和室の天井材を撤去します。所ジョージさんのリフォーム番組でよく天井ベリベリっと一気にはがしているシーンで使われるあの材料です。木目のプリントされた合板が貼ってある状態で、良くある仕上げなのですが、火事の時の耐火性のがほとんどなく和室から2階へ火の手が廻りやすいので、火災対策も兼ねて耐火ボードを貼ります。
ボード用の下地を入れていきます。ラミネート天井よりも重さがあるために補強が必要です。
断熱材を新しく入れて、通常の石こうボードよりハイグレードな「不燃耐水ボード」を貼りました。黄緑色のボードが特徴です。めったに使われない材料なので写真を何枚も撮りました。
天井ボード貼りが完了しました。
続いて壁の作業に入ります。工事前は塗り壁で直接クロスが貼れないため下地処理をします。
当社では薄べニア板を重ねて貼りますが、1枚の片引き戸の引き込み部分の壁はべニアが貼れないのでパテ処理をします。
塗り壁の上に薄いべニアを重ねて貼ります。
仕上げで見えない合板を貼ることを捨て貼りと呼びます。
柱などの木部が汚れていたため、木の汚れを落とし漂白するあく洗い作業を行いました。
天井クロスを貼ります。和室用の木目のクロス紙もあるので違和感なく仕上がります。
工事前と似た和室の塗り壁調のクロスを貼りました。
工事完了しました。工期は4日掛かりました。
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